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3.娘の不登校から学んだこと|「学校に行けない」を変えようとしていたのは私だった

こんにちは。

前回は、母の難病を通して私が学んだ「当たり前の日常の尊さ」についてお話ししました。

今回は、私にとって大きな学びとなった、娘の不登校についてのお話を書きたいと思います。

もし今、

・子どもの不登校で悩んでいる
・どう接したらいいかわからない
・母親として自信をなくしている
・将来への不安でいっぱいになっている

そんな方がいらっしゃったら、少しだけ肩の力を抜いて読んでいただけたら嬉しいです。

なぜなら、私自身もかつて同じ場所で立ち止まり、たくさん悩み、たくさん迷った一人だからです。


✧ある日突然、学校へ行けなくなった

娘が学校へ行けなくなった時。

正直、私はどうしたらいいのかわかりませんでした。

昨日まで普通に通っていたのに。

何があったのだろう。

どうして行けないのだろう。

何か私が間違えたのだろうか。

頭の中は疑問と不安でいっぱいでした。

親である私は、娘を守りたいと思っていました。

だからこそ、

「どうしたら学校へ行けるようになるのか」

ばかり考えていたのです。

けれど今振り返ると、その時の私は娘自身を見るよりも、「学校へ行けない現実」を何とかしようとしていました。


✧母親として失格なのではないかと思っていた

子どもが不登校になると、親は想像以上に自分を責めます。

私もそうでした。

私の育て方が悪かったのかもしれない。

もっと早く気づいてあげればよかった。

もっと違う言葉をかけてあげればよかった。

そんな考えばかりが浮かんできました。

周りの子たちは学校へ通っている。

みんな普通に見える。

それなのに、うちだけ違う。

そんな気持ちになってしまうこともありました。

当時の私は、自分でも気づかないうちに、

「普通でなければいけない」

という思い込みに縛られていたのだと思います。

だから苦しかったのです。

娘も苦しかった。

そして私も苦しかった。


✧本当に不安だったのは娘ではなく私だった

ある時、私は気づきました。

娘を変えようとしているようでいて、実は変えたかったのは自分の不安だったのだと。

学校へ行かなかったらどうなるのだろう。

将来困るのではないか。

このまま社会に出られなかったら。

そんな不安で頭がいっぱいでした。

でも、その不安は娘のものではなく、私自身のものでした。

もちろん親として将来を心配するのは自然なことです。

けれど、その不安が大きくなりすぎると、子どもの声よりも自分の不安ばかりを聞いてしまいます。

私はようやく、そのことに気づいたのです。


✧花にはそれぞれ咲く季節がある

不登校の経験を通して、私が学んだことがあります。

それは、

人にはそれぞれのタイミングがある

ということです。

みんな同じ時期に成長するわけではありません。

同じ道を歩くわけでもありません。

同じ速さで進むわけでもありません。

けれど私たちはつい比べてしまいます。

周りと違うことを不安に思ってしまいます。

私もそうでした。

ですが、花にそれぞれ咲く季節があるように、人にもそれぞれのペースがあります。

春に咲く花もあれば、夏に咲く花もあります。

ゆっくり時間をかけて花開くものもあります。

どれが正しいわけでもありません。

ただ、その人らしい時期があるだけなのです。


✧「何とかしなければ」を手放した時

親としては、どうしても何とかしてあげたくなります。

苦しそうな我が子を見れば当然です。

けれど、私が少しずつ変わり始めたのは、

「何とかしなければ」

を手放し始めた頃でした。

娘の人生は娘のもの。

私はその隣で見守る存在。

そう思えるようになった時、不思議と親子の関係も少しずつ変わっていきました。

もちろん簡単なことではありません。

何度も不安になりました。

何度も心配しました。

それでも、信じるということを少しずつ学んでいったのです。


✧森の中で迷うのは子どもだけではない

私は人生を森に例えることがあります。

不登校になると、多くの人は子どもだけが迷子になっているように感じます。

でも実際には違います。

親もまた迷子になります。

どうしたらいいかわからなくなります。

正解が見えなくなります。

だから苦しいのです。

けれど森の中で迷っている時に必要なのは、正解を探し回ることではありません。

足元を照らす小さな灯りです。

今できること。

今大切にしたいこと。

今感じている気持ち。

そうした小さな灯りを一つずつ見つけていくことなのだと思います。

私は、その小さな灯りを妖精のような存在だと感じています。

目には見えなくても、そっと寄り添ってくれる優しい光です。


✧娘が教えてくれた「自分回帰」

娘の不登校は、私にたくさんのことを教えてくれました。

子どもを信じること。

人と比べないこと。

そして何より、

自分自身と向き合うこと。

娘の問題だと思っていた出来事は、実は私自身の生き方を見つめ直す機会でもありました。

周りに合わせようとしていなかったか。

正しさばかりを求めていなかったか。

自分の不安から目を背けていなかったか。

そうやって少しずつ、自分自身の内側を見つめていくことになったのです。

それが私にとっての「自分回帰」の始まりのひとつでした。


✧最後に

もし今、お子さんの不登校で悩んでいる方がいたら。

どうか自分を責めすぎないでください。

お子さんも頑張っています。

そして親であるあなたも、十分頑張っています。

不登校は決して失敗ではありません。

遠回りに見えても、その人だけの大切な道かもしれません。

花が咲く時期がそれぞれ違うように、人にもそれぞれのタイミングがあります。

焦らなくても大丈夫。

答えを急がなくても大丈夫。

まずは、今日ここまで頑張ってきた自分自身に優しい言葉をかけてあげてくださいね。

次回は、私自身が経験したうつ病を通して学んだ「頑張り続けることの苦しさ」についてお話ししたいと思います。


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