オフィシャルブログ

2.家族が難病になったときに気づいたこと|母が教えてくれた当たり前の日常の尊さ

こんにちは。

前回は、私が「光だけ」を追いかけることをやめ、「光と影の両方を受け入れること」の大切さに気づいたお話を書きました。

今回は、そんな私の価値観を大きく変えるきっかけとなった、母の難病についてのお話です。

もし今、

・家族の病気で心が疲れている
・先の見えない不安を抱えている
・当たり前の日常が続かないことに戸惑っている

そんな方がいらっしゃったら、少しでも何かを感じていただけたら嬉しく思います。


✧「まさか」が現実になった日

家族はいつまでも元気でいてくれる。

どこかで、そんなふうに思っていました。

もちろん病気になる人がいることは知っています。

けれどそれは、テレビの向こう側や遠い誰かの話のように感じていたのです。

だから母の難病がわかった時、私は現実をうまく受け止めることができませんでした。

昨日までと同じ毎日が続くと思っていたのに、突然目の前の景色が変わってしまったような感覚でした。

病気そのものへの不安。

これから先の生活への不安。

母の気持ちを思う苦しさ。

そして、何もしてあげられない無力感。

たくさんの感情が心の中を行ったり来たりしていました。

それでも生活は続いていきます。

仕事もある。

家族のこともある。

やらなければならないこともある。

だから私は、自分の気持ちを後回しにしていました。


✧「大丈夫」と言いながら大丈夫じゃなかった

振り返ってみると、私はいつも

「大丈夫」

と言っていました。

まだ大丈夫。

なんとかなる。

私がしっかりしなければ。

そんなふうに自分を励ましていたのです。

けれど本当は違いました。

怖かったのです。

母を失うかもしれない未来が。

今までの生活が変わってしまうことが。

そして、自分の弱さを認めることが。

だから必死に強がっていました。

家族の病気は、患者本人だけでなく、その周りの人の心にも大きな影響を与えます。

けれど支える側は、自分の苦しさを後回しにしてしまいがちです。

私もそうでした。

だから今、家族の介護や病気で悩んでいる方を見ると、

「あなたも十分頑張っていますよ」

と伝えたくなるのです。


✧当たり前だった日常は、奇跡だった

母の病気を通して、私が一番大きく学んだことがあります。

それは、

当たり前の日常は、決して当たり前ではない

ということでした。

朝、おはようと言えること。

一緒にご飯を食べられること。

何気ない会話ができること。

電話の向こうで元気な声が聞けること。

そんなことが、どれほどありがたいことだったのか。

失いそうになって初めて気づいたのです。

私たちはつい、

もっと幸せになりたい。

もっと良くなりたい。

もっと満たされたい。

と思います。

もちろん、それは悪いことではありません。

けれど、その「もっと」の先ばかりを見ていると、今ここにある幸せを見落としてしまうことがあります。

母の病気は、私にそんなことを教えてくれました。


✧人生には待ってくれない時間がある

いつか伝えよう。

今度会った時に話そう。

落ち着いたらやろう。

そう思っていることはありませんか?

私はたくさんありました。

でも人生は、私たちが思っているよりもずっと早く流れていきます。

人との時間も。

家族との時間も。

自分自身の人生も。

永遠に続くものではありません。

だからこそ今は、

「そのうち」

ではなく、

「今できることを大切にする」

ようになりました。

会いたい人には会う。

伝えたい言葉は伝える。

やりたいことは少しずつでも始めてみる。

そんな生き方を意識するようになりました。


✧妖精のような小さな気づき

私は時々、人生の気づきを妖精に例えることがあります。

それは特別な存在という意味ではありません。

ふとした瞬間に心へ届く、小さな優しさのことです。

忙しく過ごしていると見落としてしまうような小さな光。

母の病気を通して、私はたくさんの小さな光を見つけました。

一緒に笑えた日。

何気なく交わした会話。

支えてくれた人たちの言葉。

当時は苦しさの中にいて気づけなかったけれど、今振り返ると、そこには確かに優しさがありました。

まるで森の中で迷った時に足元を照らしてくれる小さな灯りのように。

人生は大きな奇跡よりも、小さな奇跡の積み重ねなのかもしれません。


✧母が教えてくれた「自分回帰」

母の病気を経験して気づいたことがあります。

人生は思い通りにはならない。

だからこそ、自分の心に正直に生きることが大切なのだということです。

周りに合わせるための人生ではなく、

誰かの期待に応えるためだけの人生でもなく、

自分が本当に大切にしたいものを大切にする人生。

それが私の考える「自分回帰」の始まりでした。

母の難病は、決して嬉しい出来事ではありません。

できるなら経験したくなかった出来事です。

けれど、その経験があったからこそ、私は今こうして人の悩みに寄り添う仕事をしています。

痛みを知ったからこそ、わかることがある。

苦しみを知ったからこそ、届けられる言葉がある。

そう思っています。


✧最後に

もし今、

家族の病気で不安を抱えている方がいたら。

先の見えない毎日に疲れている方がいたら。

どうか一人で抱え込まないでください。

支える人もまた、支えられていいのです。

そして今日という日が当たり前にあることは、本当はとても尊いことです。

今すぐ人生を変えなくても大丈夫。

まずは、目の前にある小さな幸せに気づくことから始めてみませんか。

そこにはきっと、あなたを本来の自分へ導く小さな光があるはずです。

次回は、娘の不登校を通して私が学んだ「親もまた迷いながら成長していく」というお話をしたいと思います。


✧こんなお悩みはありませんか?

・家族の病気や介護で心が疲れている
・生きづらさを感じている
・人生の方向性がわからない
・頑張っているのに苦しい
・自分らしく生きたい
・本来の自分を知りたい

私の鑑定では、オラクルカードを使いながら、光と影の両方を受け入れ、本来のあなたへ還るためのお手伝いをしています。

ひとりでは見えにくい心の声を、一緒に見つけていけたら嬉しく思います。

▶ 鑑定メニューはこちら