

こんにちは。
前回は、台風で家が全壊した経験を通して「失ったからこそ見えた本当に大切なもの」についてお話ししました。
今回は、私にとって今でも忘れることのできない、父との別れについて書いてみたいと思います。
それは、父の孤独死という出来事でした。
もし今、
・親との関係に後悔がある
・家族との距離感に悩んでいる
・大切な人を亡くした悲しみを抱えている
・「あの時こうしていれば」と自分を責めている
そんな想いを抱えている方がいたら、このお話が少しでも心に寄り添うものになれば嬉しく思います。
目次
人生には、準備のできない出来事があります。
父の訃報も、そのひとつでした。
突然の知らせに、私は何が起きたのかすぐには理解できませんでした。
頭では言葉の意味がわかっているのに、心が受け入れられない。
そんな感覚だったことを覚えています。
父はもういない。
その現実があまりにも大きくて、気持ちが追いつきませんでした。
人は本当に大きな悲しみに出会うと、涙より先に呆然としてしまうのかもしれません。
ただ時間だけが過ぎていきました。
父の死を知った時。
私の心に最初にやってきたのは悲しみではありませんでした。
後悔でした。
もっと連絡しておけばよかった。
もっと会いに行けばよかった。
もっと話をしておけばよかった。
もっと気持ちを伝えればよかった。
次々とそんな思いが浮かんできたのです。
もちろん、その時その時なりにできることはしていました。
決して父を大切に思っていなかったわけではありません。
それでも人は、大切な人を失った時、
「もっとできたかもしれない」
という思いを抱えてしまうのだと思います。
父のことを振り返る中で、私が強く感じたことがあります。
それは、
本当に苦しい人ほど「大丈夫」と言う
ということです。
助けてほしい。
寂しい。
不安だ。
そんな気持ちを言葉にできない人がいます。
弱音を吐くことが苦手な人がいます。
父もまた、そんな人だったのかもしれません。
そして振り返れば、私自身もそうでした。
苦しい時ほど、
「大丈夫です」
「何とかやれます」
と言ってしまう。
誰かに頼ることができない。
これは父だけの話ではなく、多くの人が抱えていることなのではないでしょうか。
家族だから。
親子だから。
言わなくてもわかる。
昔の私は、どこかでそんなふうに思っていました。
感謝していること。
心配していること。
大切に思っていること。
伝えなくても伝わっている気がしていたのです。
けれど、父を失った後に思いました。
言葉にしなければ伝わらないことがある。
伝えられる時に伝えておけばよかった。
そう感じたのです。
愛がなかったわけではありません。
むしろ愛はありました。
でも、伝えることと、思っていることは違います。
そのことを私は父から教わりました。
私たちはつい、
今度でいい。
そのうち話そう。
落ち着いたら連絡しよう。
そう思ってしまいます。
私もそうでした。
でも人生は、私たちが思っている以上に不確かです。
明日が必ず来るとは限らない。
また会えるとは限らない。
その現実を突きつけられた時、私は深い悲しみの中で、自分の生き方そのものを見つめ直すことになりました。
会いたい人には会う。
伝えたいことは伝える。
感謝は後回しにしない。
そんな当たり前のことが、どれほど大切なのかを知ったのです。
父を失った頃の私は、まるで深い森の中にいるような気持ちでした。
どちらへ進めばいいのかわからない。
心の中は後悔でいっぱいでした。
「あの時こうしていれば」
そんな考えばかり浮かんできました。
けれど、どれだけ考えても時間を戻すことはできません。
そんな時、少しずつ私を支えてくれたのは、小さな気づきでした。
父を思い出して泣けること。
感謝できること。
大切に思えること。
それは悲しみの中にある、小さな光でした。
私はそんな光を、妖精の灯りのように感じています。
大きな奇跡ではありません。
悲しみを一瞬で消してくれる魔法でもありません。
でも、暗い森を歩く時に足元を照らしてくれる優しい光です。
父の孤独死は、私にたくさんのことを教えてくれました。
人とのつながりの大切さ。
言葉にすることの大切さ。
今を生きることの大切さ。
そして何より、
自分の本当の気持ちを見ないふりをしないこと。
悲しいなら悲しい。
寂しいなら寂しい。
会いたいなら会いたい。
そんな素直な気持ちを大切にすること。
それもまた、自分回帰なのだと思います。
本来の自分の気持ちに正直になること。
心の声を置き去りにしないこと。
父の死は、そのことを私に教えてくれました。
もし今、
親との関係で悩んでいる方がいたら。
大切な人に伝えたい言葉がある方がいたら。
どうか、その気持ちを大切にしてください。
完璧な親子関係などありません。
後悔のない人生もありません。
けれど、今日できる小さな一歩はあります。
一本の電話かもしれません。
一通のメッセージかもしれません。
「ありがとう」の一言かもしれません。
その小さな一歩が、未来のあなたを支えてくれるかもしれません。
そしてもし今、後悔の中にいるとしても大丈夫です。
その後悔の奥には、きっと大切に思う気持ちがあります。
その愛を忘れずに、これからを生きていけばいいのだと私は思っています。
次回は、難病だった母との突然の別れを通して学んだ「悲しみとともに生きる」ということについてお話ししたいと思います。
・親との関係にモヤモヤしている
・大切な人を亡くした悲しみがある
・後悔や自責の気持ちを手放せない
・人生の方向性がわからない
・生きづらさを感じている
・自分らしく生きたい
・本来の自分を知りたい
私の鑑定では、オラクルカードを使いながら、光と影の両方を受け入れ、本来のあなたへ還るためのお手伝いをしています。
誰にも話せない想いや心の奥にしまっている気持ちがある方は、どうぞ安心してお話しください。