

こんにちは。
前回は、うつ病を経験したことで私が気づいた「休む勇気」についてお話ししました。
今回は、私の人生の中でも大きな出来事だった、台風で家が全壊した時のお話を書いてみたいと思います。
もし今、
・人生がうまくいかず苦しい
・大切なものを失った経験がある
・先の見えない不安を抱えている
・人生を立て直したいと思っている
そんな気持ちを抱えているなら、少しだけお付き合いください。
あの日の経験は、今でも私の人生を支える大切な学びになっています。
目次
災害のニュースを見るたびに、
「大変だな」
「気の毒だな」
そう思っていました。
でも、どこか遠い世界の出来事のようにも感じていました。
まさか自分自身が被災者になるなんて想像もしていなかったのです。
けれど、その「まさか」は突然やってきました。
台風によって家が大きな被害を受け、最終的には全壊となりました。
長年暮らしてきた家。
家族との思い出が詰まった場所。
当たり前のように存在していた帰る場所。
それが、一瞬にして変わってしまったのです。
被害の状況を目の前にした時、私は不思議と泣くこともできませんでした。
ただ呆然としていました。
信じられませんでした。
ドラマの中の出来事のようで、
「これは夢なんじゃないか」
そんな気持ちだったことを覚えています。
人は本当に大きな衝撃を受けると、感情が追いつかなくなるものなのかもしれません。
何をどうしたらいいのかわからない。
どこから手を付ければいいのかわからない。
毎日がそんな状態でした。
しばらくの間、私は失ったものばかり数えていました。
家を失った。
思い出の品を失った。
安心できる場所を失った。
これからどうなるのだろう。
そんな思いが頭の中をぐるぐる回っていました。
そして気づかないうちに、
「失った人生」
ばかりを見ていたのです。
以前の生活には戻れない。
元通りにはならない。
そう考えるたびに苦しくなりました。
人生が終わってしまったような気さえしていました。
そんな日々を過ごす中で、私は少しずつ考えるようになりました。
本当に失いたくなかったものは何だったのだろう。
家だったのだろうか。
家具だったのだろうか。
思い出の品だったのだろうか。
もちろん、どれも大切でした。
でも心の奥を見つめてみると、それだけではありませんでした。
家族がいてくれること。
安心して話せる人がいること。
生きていること。
笑えること。
支えてくれる人がいること。
本当に大切だったのは、目には見えないものだったのです。
私は人生を森の旅に例えることがあります。
台風で家が全壊した時、私はまるで嵐の後の森の中に立っているような気持ちでした。
見慣れた景色は変わってしまった。
どこを見ても傷だらけ。
進む方向もわからない。
そんな状態です。
けれど自然の世界では、不思議なことが起こります。
嵐によって倒れた木のそばから、新しい芽が出ることがあります。
壊れた場所に光が差し込み、そこから新しい命が育つことがあります。
もちろん、失わなくていいなら失いたくありません。
苦しみも経験したくありません。
でも人生には、避けられない出来事があります。
そして、その出来事の中にも、あとから振り返ると大切な気づきが隠れていることがあるのだと思います。
被災した直後、私は未来を見る余裕なんてありませんでした。
ただ毎日をやり過ごすだけで精一杯でした。
それでも、小さな光はありました。
声をかけてくれた人。
支援してくださった方々。
励ましの言葉。
何気ない優しさ。
そんな小さな出来事が、どれほど心を支えてくれたかわかりません。
私はそれを、妖精のような光だと思っています。
大きな奇跡ではありません。
人生を一瞬で変える魔法でもありません。
でも暗闇の中にいる時ほど、その小さな灯りは心を温めてくれます。
そして少しずつ、
「また歩いてみようかな」
と思わせてくれるのです。
家を失った時、私は終わりだと思いました。
でも実際は違いました。
終わりではなく、新しい始まりだったのです。
もちろん今だから言えることです。
当時はそんなふうに思えませんでした。
ですが少しずつ前を向く中で、
失ったからこそ気づけたこと。
手放したからこそ見えたこと。
本当に大切なもの。
そうしたものに出会うことができました。
人生を立て直すというのは、元の場所へ戻ることではないのかもしれません。
傷ついた自分も含めて、新しい一歩を歩き始めることなのだと思います。
あの出来事は、私に問いかけました。
あなたは何を大切にしたいのですか?
どんな人生を生きたいのですか?
何を守りたいのですか?
その問いに向き合う中で、私は少しずつ自分自身の本音を知るようになりました。
周りの期待ではなく。
世間の正解でもなく。
本当に大切にしたいものは何か。
それを見つめる時間になったのです。
私にとって、自分回帰とは
「失うことのない本当の宝物を思い出すこと」
なのかもしれません。
もし今、
大切なものを失って苦しんでいる方がいたら。
人生が思うように進まず不安な方がいたら。
どうか焦らないでください。
今は前が見えなくても大丈夫です。
嵐の後の森にも、必ず新しい芽は生まれます。
あなたの中にも、小さな灯りは残っています。
その光を信じて、一歩ずつ歩いていけば大丈夫です。
あなたの歩幅で。
あなたのペースで。
人生はいつだって、そこからまた始めることができます。
次回は、父の孤独死を通して私が学んだ「後悔と愛」についてお話ししたいと思います。
・人生を立て直したい
・大切なものを失って苦しい
・将来への不安が大きい
・生きづらさを感じている
・頑張っているのに苦しい
・自分らしく生きたい
・本来の自分を知りたい
私の鑑定では、オラクルカードを使いながら、光と影の両方を受け入れ、本来のあなたへ還るためのお手伝いをしています。
ひとりで抱え込んでいる想いがある方は、どうぞ安心してお話しください。